ミラーリング効果は本当?しぐさを真似ることを研究から考える

更新日 2026-10-17

よくある質問

ミラーリングは本当に効果がある?

ときどきは。ただ、よく言われるほど確かなものではありません。1999年の有名な実験室研究では、相手にさりげなく真似された初対面の参加者は、その相手をより好ましく感じ、会話もよりスムーズだったと感じました。しかし、仮想現実を使った2016年の事前登録研究では、真似されても親しみや信頼に違いは見られませんでした。真似は、つながりを生み出す確かな方法というより、つながりのしるしに近いようです。

相手を真似るのは操作的なこと?

自然に起きているなら、そうではありません。真似の多くは無意識に起きます。気が合うと感じている人どうしは、気づかないうちに似た姿勢や話し方になっていきがちです。何かを得るためにわざと真似るのは別の話で、逆効果になることもあります。実験室研究では、その場にそぐわない真似をされた人は、体が冷えるような感覚を報告しました。大切な人との間では、どんなテクニックよりも、本当に相手に注意を向けることのほうが役に立ちます。

真似る代わりに何をすればいい?

しぐさではなく、その人に合わせましょう。相手の話すペースに気づき、言葉を選びながら話しているならこちらもゆっくりに。相手が持ってきた話の重さを受け止め、重い一言に軽い返事をしないように。気持ちを表す言葉は、自分の言葉に置き換えず相手の言葉を使って。そして相手が怒っていたり、パニックになっていたりするときは、その激しさに合わせないこと。あなたの落ち着いた声のほうが、ずっと思いやりのある応え方です。